transtyle開催　メディテーションマスタリー②ストレス低減と EQの向上のための 「マインドフルネス」瞑想講座

マインドフルネスとは、
「今、この瞬間瞬間の意図的に注意を向け、評価・判断をせずに、その体験を意識にあげること」。

瞑想したり、ヨガをしたりだけでなく、歩くとき、食べるときなどにも、一つひとつの体験を意識化することがあれば、もうそれはマインドフルネスの実践と言えるでしょう。
そのメリットは、ストレス低減や幸福感の増大など、枚挙に遑ありません。

現代に生きる私たちは、人間関係、環境、心配事など多くのストレス要因に囲まれています。
ストレスはある程度必要なものであり、それを本来吸収して成長していくことが（反脆弱性）、リーダーには求められていることは事実です。

しかし、やはり過度のストレスは、あなたの潜在性が発揮されることを阻害します。
過剰なストレスによりストレスホルモンであるコルチゾールが多量に分泌された場合、常に心配になったり、また、血圧が上がり、免疫機能の低下が起きることも報告されています。
また、このホルモンは、脳の海馬を萎縮させ、記憶に関する機能も低下します。
さらには不安を煽る扁桃核の異常な薄荷によって常に不安で心配になるような心の働きが慢性化することも言われています。

しかし、マインドフルネスの実践によって、思考の暴走を止め、扁桃核の働きを抑え、さらには萎縮した海馬を復元こともできます。
ストレス低減という見地からマインドフルネスは非常に有効な手段であり、ストレスがかかる社会で生きる私たちにとっては必須のスキルとなっています。

また、科学的な研究も進んでおり、ここ最近は目覚しい進歩を遂げています。

ウィスコンシン大学のリチャード・デビッドソン博士は、マインドフルネスの大家であるジョン・カバット・ジン博士と協力し、２ヶ月間、週３時間のマインドフルネス瞑想の実践で被験者にどのような変化が生じるかを検証しました。
結果、トレーニング前には、前頭前野右側の発火傾向が強く、トレーニング後には左側に傾くことがわかりました。
前頭前野の左側の発火は幸福感との強い繋がりがあると知られています。

また、前頭前野の活性化によって、不安を起こすとされる前述した扁桃体の働きが抑制されるので、不安や恐れが減ります。
そのほかにも、加齢による前頭前野の劣化を遅らせることができたり、学習、記憶処理、感情制御、他者の視点に立つ能力に関わる脳の部位の神経細胞が増加するなどの研究結果も出ていています。

また、「EQ」という観点からもマインドフルネスは有効です。
（心の知能指数）とは、自己や他者の感情を知覚し、また自分の感情をコントロールする知能を意味し、それを提唱するダニエル・ゴールマン博士もその能力向上のためにマインドフルネス瞑想が有効であると語っています。

社会の中で様々な事項に対処する際に、自己の感情をコントロールすることもとても大切なこと。
感情に振り回されていると、これは理知的な思考ができない、つまりIQの下がった状態になり、とてもパフォーマンスの高い作業ができるとは言い難い状況になります。

講座終了後も希望者にはスタッフが皆さんの状態のケアをする仕組みも設けています。

マインドフルネスを基礎から学び、その効果を確実に実感されて見てください。

（講義内容）

• マインドフルネスとは？
• マインドフルネスの効果
• マインドフルネスと脳科学
• マインドフルネスと日本文化
• マインドフルネスの真実～無我との矛盾性
• 「気づき」とは？
• 「気づき」の真実と機能メカニズムを明らかにする
• 世界創造の仕組み
• ヴィパッサナー（観）瞑想について
• 心の癖とそれを見破る法
• 認知科学から見たマインドフルネス
• ホメオスタシスを生み出す方法
• 自我の定義
• マインドフルネス瞑想の実践

など