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「般若心経」から紐解く豊かな人間関係を育む方法

「般若心経」から紐解く豊かな人間関係を育む方法

般若心経には、人生をさらに豊かに生きるエッセンスが満載です。

その中でも、般若心経のハイライトのひとつ、

「色即是空 空即是色」(しきそくぜくう くうそくぜしき)というくだりは、人間関係を豊かに育むコツをふんだんに内包しています。

「色」とは、目に見えているもの。

物理的にそうあるとうように臨場感高く思い込んで、そこに自分で在らしめている「現実」を指します。

「空」とは、簡単に言えば、「あなたが思っているようにそれは存在していない」ということ。

「いかなるものも恒久不変かつ独立した『実相』を欠く」というのが経典的説明になります(ちょっとここは難しいかもしれないので、気にしなくて大丈夫です)

今回は、「空の視点で人と関わる」、そして、「色の視点で人と関わる」というテーマで、お送りします。

まず、「空の視点で人と関わる」ということについて。


人は人と関わるとき、ずっとではないだろうけど、時折もしかしたら、この人にこうしてほしいという自分の中にあるその人に対する「理想」や「期待」。またはこうであろうという自分の心の中にある「イメージ」を見ているのではないかと思います。

つまり、その人を「観て」いるのではなくて、その人に対する自分の中にある「概念」を見てる。
直接に観ていない。直接に体験していない。

「空」であるということは、情報や概念がくっついてないということです。
だからこそ、不必要なこだわりがなく、そうかそうかと大きな観方ができて、なんとでもなり得るという可能性と絶大なポテンシャルエネルギーに満ちたゼロ状態にワクワクし、縦横無尽に達観できる。

白隠禅師坐禅和讃より
「衆生本来仏なり 水と氷の如くにて」
(masa訳)みんな本当はキラキラの素晴らしい存在なんだよ。水なのだけど、氷のようになってるだけ。

ここでいう「氷」とは概念がついてガチガチこだわって人をジャッジしたりしてる状態。
でもその「氷」も、もともとは「水」。

情報階層を一つ上げて、言い換えれば、概念や情報をひとつ外してその人を見てみる。

何処で、何をしてて、名前は何で、性別は何で、こういう性格で、こういう背格好で、こういう雰囲気で、過去に自分との関係においてこういうことがあって、etc…
こうして情報を、ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、または全部外してみてみると。。。

そこにはその人がそのように「生きている」ということしか残りません。

そして、「生きている」ことも外してしまったら、そのひとは周りのいろんな人に愛されてそのように「生かされている」ということしか残らない。
そのひともつながりの中で生かされている大切な存在。

そして、さらにそれさえも外してしまったら、「在る」ということしか残らない。「有る」「無い」という情報パラダイムを飛び越えて、次元上昇したような感覚で、感動的にそこにそのひとが「在る」ということしか残らない。
その出逢いは、もう純粋でスコーンと抜けていて、ただただ涙が出るほどの感動。

それを「一期一会」といいます。
先入観がない、純粋な関わり合い。
「空」の心でそのひとと、ただただ関わってる。

人生は人間関係でできている。
そしたら、その人間関係のあり方が変われば、人生が変わる。
これはとてもとても大きなことです。
とてもとても感動的なこと。

より「空」に近い心で、その人と接するということ。試してみてください。

そして、実際にそのようにして、過ごしていると不思議なことや豊かな体験がたくさん起きます。

たまたま昨日、福岡から京都に新幹線で移動して、京都駅で降りたら、なんか警察官の方々がめっちゃたくさんいらっしゃいました。
どうやら、皇太子が来られる時間と同時間帯だったみたいですごい警備態勢。

そして、タクシー乗り場がいつものところでなく、路上のところに臨時で設置されてました。しかも結構な長蛇の列で、雨が降ってた。でも、ボク傘持たないので、濡れながら待ってました。
そしたら、一人前の女性が「もしよかったら」と傘を差し出してくださりました。
立ちながら話を聞いてたら、ちょうど就活中の方のようで地元福岡で面接を受けてきたところだと話してくれました。
彼女が先だったので、「ありがとうございました。助かりました。お気をつけて。」と見送りながら、とてもとてもうれしくって、めっちゃ心が温かくなった。

ホテルにチェックインしても、いつもは黙って作業をされる、いつものフロントの方がやたら喋りかけてきてくれる。
皇太子が来られること、最近の観光事情とか、なんか初めて、結構世間話しました。

そして、今朝、いつもカフェへの道を歩いてたら、これもまたびっくり!
工事現場の棟梁みたいな方が50m先くらいの結構な遠くから(笑)、「おはようございます!」って挨拶してくれて、「おはようございます!」って挨拶返ししたら、いろいろと天気の話したり、そして、今日ボクはタンクに七分袖のシャツを着てるんですが、その方が「さむないの?元気やなあ!めっちゃかっこいいやん!今日も1日がんばってな!」って、すごい元気を分けてくれた。
もう彼のその心意気のかっこよさと温かさに、なんか泣きそうになっちゃって。。めちゃめちゃうれしかった。

全ては自分の心が造る。
世の中も自分の心が造っている。
「一切唯心造」

いらん情報取っ払って、ただただ直接その人が生きてるというその事実にぴたーっとひとつに徹して、人と接する。
「おはようございます!」
それでもう完成されている。
「無理会」(あれこれ判断する概念(理)ないところで会う)
「一期一会」

そこにまっさらの本当のあったかい人間関係が露呈してくるのではないでしょうか?
それが「ご縁」というもの。

さて、次は、、「色の視点で人と関わる」ということについて書きたいと思います。

「色」「空」の心で接することと合わせて、二つで一つ。
人生の両輪です。

そうそう、ふたつでひとつと言えば、昨日夜にメンターと打ち合わせを兼ねて電話していて、あることを言われました。
「正明の『明』って、『日』と『月』だね。『陰』と『陽』。『ハ(太陽)』と『タ(月)』。そうした、二つの融合が『愛』であるということを伝えていて、ピッタリの名前じゃん」って。
そうした名前をつけてくれた、両親と祖母に感謝の気持ちが湧いてきました。彼らはそこまで考えてないかもしれませんけど(笑)。

さて、本題です。

前提として、「空」が本質です。

「空」。
つまり、概念によってガチガチでなく、そういうものから完全に自由。
だからこそ、いろんなものごとをありのままに、そのままに楽しめる。
ゼロ状態だからこそある、絶大なポテンシャルエネルギーと大いなる可能性に満ちたワクワク状態。
それが本当のところ。

そして、人間は同時に「色」の状態も持ち合わせている。
「色」とは「欲」があるということ。

「欲」は悪いもんじゃない。
「欲」は生きるエネルギーです。実は、とっても大切なもの。
そして、これをどう使って上げるかが必要。
この観点から人間関係について書きますね。

人には、どうしたってこれが好き!というものがあると思います。
言い換えれば、「最高価値」です。
ある意味これが「欲」です。そして、「最高価値」。もうこれが素晴らしいものだと思うんです。

そのことを思っただけで、もう涙が出てくるような価値観のすごく高いもの。
そのことをずっと考えているし、それにつながるようにすべての行いをしているし、そのためのモノをもってるし、そのために時間を費やすし、そしてお金も使う。
人は必ず奥深くにそうしたものを秘めています。

ないと思われる方は、こうあるべきという概念に振り回されているのかもしれません。
それはどんなことだっていいんです。
ワクワクすること。エネルギー溢れること。
どんなことだっていい。
「何も失わないとして、何をしてもいいんだよ!」と言われたら、何しますか?
それかもしれません。

それが「色」の世界。

そして、人はその最高価値を生きる時、もうそれはワクワクして、エネルギーがどんどんわいてくる。
時間の経過も忘れて、没頭して、それをします。そこに努力は必要ない。
どんどん、自分らしく生きることが、オートマチックに起きていく。
エネルギーが高いから、そりゃあもうその分野では天才ですし、どんどん成功するでしょう。

そして、あなたが、価値観の高い、ワクワクすることをして、エネルギーたっぷりで生きることが、周りの人のためにもなります。
なぜかというと、人は、みんな、そのまんまで、ありのままで愛されたい、認められたいと思っている。
つまり、大切なものを大切にして、最高価値をそのまんまに生きて、そのままで愛されたい認めたいと思っている。

そして、もし、あなたが、そのまんまで、ありのままで、価値観高いことをして、ワクワクして、エネルギーたっぷりに、笑顔でいたら、それを見た人は、心からインスパイアされます。
「そうして生きていいんだね!」って。
それを見た方が、その方の価値観の高い、ワクワクすることをして、エネルギーたっぷりで生きていく。
どんどん、じぶんらしく生きていく。そういう人は自分で選んでそうしていることを知っているから、自分の人生に責任を持っていて、起きることを誰かのせいにしたりしない。自分を認め、皆を認め、手を取り合って、調和して生きていきます。

だとしたならば、「空」の状態で日々いのち満点で生きながらも、「色」も思い切り生きて、人間であることを思い切り楽しむことが最強ですね。

それを人間関係に当てはめてみる。

あ、前提として、二つほど。

① 世の中に悪い人なんていません。いい人もいません。
ただ、みんな自分の大切なものを大切にして、一所懸命生きてる。
大切なものが脅かされれば怒るし、大切なものをサポートしてもらえればうれしくなる。
悪い人のようにもなるし、良い人のようにもなります。
それが本当のところ。

② 愛(完全な調和)だけが全てであり、それ以外は幻想です。でも、マインドは「偏見」する。
宇宙は愛だけでできているから、この世に具現化しているものも愛を原料としています。
でも、人間のマインドはどちらか一方からしか見ることができません。つまり、マインドの認識機能の特徴は偏見です。全体を見ることはできません。なぜなら、マインドは概念処理をするから。概念は全てを捉えることはできない。良悪、優劣をすぐにつけます。それを、偏って見ること、偏見といいます。何か損したとかネガティブな思いが起きるときそれはマインドによる偏見が起きているにすぎません。
でも、本質はどんなことも、陰と陽の両側面をもっていて、ふたつでひとつです。それが愛です。

さあ、これらを前提として、どうするか。

それは、周りの人が「ありのままで完璧であることに気づく」だけ。
それが、「色」の人間関係のあり方。
周りの人やその人を一切変えなくていいんです。

じゃあ、具体的にどうしたらいいのか?
簡単です。

周りの人が自分の大切なものを大切として生きていても、そうでなかったとしても、その人が今そのようにいてくれることが(ネガティブに見えてもポジティブに見えても)、自分が自分の人生で大切なものを大切に、ありのままに生きることに、どのように貢献してくれているだろうかということを見出していくんです。それをどんどん紙に書き出していく。どんどん書いていく。

書けば書くほど、その人がありのままで、どんどん自分のサポートをしてくれていることがわかってきます。
つまり、偏見が外れて、大きな視点で全体が観えるようになる(大観)。
ありのままの完璧さが見えてきます。
その人がありのままそうであるということが、もうありがたくてしヨガなくなります。

人を変えようなんてしなくていい、その人がありのままに、ワクワクして、どんな状態でもそうして生きていることが、完璧で完全でありがたいこと。
その人が今そうあることが、完全な調和と愛のワンピースであること。

それが見えてくると、もう迷いはありません。
「空」をベースにしながらも、「最高価値」つまり、「色」の世界を思いっきり、生きるようになる。
ただただ生きて、その人生にぴたーっとひとつ。
ひとつひとつ丁寧に思いっきり生きるようになる。
それは、自分も人も認めて、愛の真っ只中に生きるということ。

そして、さらに面白いこと。
そのあたりにくるとだんだんと「空」と「色」が同じものという感覚になってきます。

「色」を生ききっている時、「自分」がやっているんじゃないというような感覚になる。
何かに生かされて、ことが起きるように運ばれて起きているような感じ。。
やっていないのに、やっている。
ないのにある。
生かされている。
「空即是色」の世界です。

「空の心で人と接する」のが「色即是空」的アプローチ。
「色の心で人と接する」のが「空即是色」的アプローチ。

「空」をいきることで、「色」のありがたさががわかる。
「色」をいきることで、そもそも「空」であったことがわかる。

これでワンセット。
人生の両輪です。

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