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masayoga column
「人と比べなくていい」の真実
よくヨガのクラスで「人と比べなくていいですよ」って、言われたりしませんか?
これ、もうなんとなくヨガのクラスの癒しの常套句になっていて、もしかしたら、馬耳東風状態かもしれませんね。
要するに聞いてないのでww、フレーズが効かない。
でも、これ、かなり大切なことなので、一度、フレーズの意図と意味しっかり捉えることのできる「マインドセット」にしておくと、このフレーズが聞こえた時の世界観がバーっと広がって、皆さんの元気がさらに出るようになると思うので、書きます。
まず内省してみてください。
そもそもなぜ、「人と比べなくていい」のでしょうか?
もちろん、ヨガのクラスで比べてよそ見してたら、危ないからということもありますね。
また、自分に集中することでヨガの効果が変わる。
比べずに、感じて、集中することで、
・意識化されて筋に蓄積されていた緊張が解けてカラダが変わる。
・観想法によって、脳内身体マップを更新することにより、バイトフィードバックが起きて、カラダが変わる。
など。
そういうのは、ありますが、他にもどういうことがあるでしょうか?
良かったら読み進める前に、脳のストレッチしてみてください。
<あなたは天才!>
さて、、、。
知ってましたか?
「あなたはあなたを生きることができる」。
「何言ってんの?当たり前じゃないですか」って声が聞こえてきそうですww
そう。
「あなたはあなたを生きることができる」。
言い換えれば、
「他の人はあなたのように生きることができない」
そしてね、
「あなたはあなたの方法で天才なんです」。
繰り返します。
「あなたはあなたの方法で天才なんです」。
あなたの方法で天才であれる人は世の中に他にはいません。
統合すると、
「あなたは、あなたの方法で天才であり、そのあなたを生きることができる」
これってすごいことだと思いません?
ヨーガや瞑想をすると別にいい人になるわけではないです。
ただ、あなたがよりあなたらしくいられるようになる。
全ての人が「最高価値」を有しています。
最高価値とは、好きで好きでしょうがないこと。
最高価値に生きると、エネルギーに溢れ、イキイキと自分の幸せも周りの人の幸せも確保される生き方ができるようになる。
そして、その最高価値は、指紋のように、みんな違うんです。
そして、その最高価値に生きることが天才性の発揮となります。
だから、「人はもれなく、全員がそれぞれの唯一無二の方法で最高の天才である」んですね。
その「天才性」を発揮すれば、人は圧倒的に幸せに、かつ人生に成功することができる。
だから、人と比べて、その天才性に気づかずに、それを発揮できないのは、とってももったいないことだし、ヨガと逆行しちゃいます。
「あなたは、あなたの方法で天才であり、そのあなたを生きることができる」。
だから、比べなくていいんですね。
<ふたつの「シアワセ」の定義>
「シアワセでいたい」。
これって、人間共通の大きな命題だと思います。
おそらくみんなそうですよね?
喉から手が出るほど欲しい。
でも、その定義って、曖昧。
喉から手が出るほど欲しいものなのに、曖昧にしてるから、ぼやっとしたままで手に入らない(ような気がしてる)。
じゃあ、定義しましょう。
(でも、もちろん、一つの定義ですし、みんなそれぞれ「シアワセ」って違うだろうから、そこは自分で決めてくださいね)
みなさん、「シアワセ」って何でしょうね?
状態?
もの?
一つの定義として、こう掲げましょう。
「シアワセとは『幸福感』である」
幸福感。
ということは?
そうです。
「シアワセ」って、「感覚」なんです。
環境がどうでも、その感覚さえあれば、「シアワセ」なんです。
「シアワセ」でいるのに、絶対値としての条件はないのです。
でも、外的要因に任せちゃっていたりしませんか?
「他と比べて」。
じゃあ、その感覚はどうやって得るの?
いろんな方法がありますよね。
(ここでは、悟りとかその辺りの話は抜きにして、一般的コンセンサスとしての心があることを前提条件に書きますね)
ヨガも、瞑想も、人の役に立つのも、美味しいもの食べるのもいいですよね。
でも、ここにもう一つ定義をさせてください
「シアワセ」とは、「主観的相対変化量」であるということ。
チョコはいいものだ!というのが前提条件の話ですが。
チョコをもともと35本持ってて、70本に増えた「Aさん」。
どんな気持ちでしょう?
チョコをもともと300本持ってて、150本に減った「Bさん」。
どんな気持ちでしょう?
どちらが「幸福感」がありますか?
もし、幸せのパラメーターが「絶対量」だと「Bさん」のはず。
でも、この時に「幸福感」を感じているのは、おそらく「Aさん」ですよね。
ということは、自分の中で感じている主観的な進化の相対的な変化量がその人の幸せだということ。
絶対量があると錯覚して、自分の幸せの基準があたかもあるように感じてしまい、自己評価を落としてしまっている「比べる」ことはしなくていい。。
だって、「幸福感」とは「主観的相対変化量」なんですから。
人類普遍の願望である「シアワセ」のためには、とことん、自分の成長と進化を楽しむということですね。
だから、比べなくていいんですね。
<比べたっていい!>
人と比べなくていいの真実。
ここまで、
・安全性の確保も含め、ヨガの効果が最大になるために集中したいから、クラス中に比べない方がいい。
・そもそもヨガとは「より本来の自分に還る」ことなので、比べることが逆行する。
・あなたは本来天才性を内に秘めていて、それを発揮すると成功する。だから、他の人と比べて天才性が埋もれることはしたくないから比べない。
・シアワセとは「感覚」であり、「主観的相対変化量」であり、その絶対値はない。自分の進化・成長でシアワセになれるから、比べても意味がない。
ということをお送りしてきました。
そして、最後、最初から振りかぶっていたように、オチです。
「人と比べたっていい」んです!!
え~!?ここまで比べるとかなしとか言っといてそりゃないでしょ?
となりますよね。
わかります。
まあ、気を落ち着けて。
この最終章での話は、序章、第一幕、第二幕が、大前提。
だから、そこから読んでもらえると嬉しいです。
まず、お聞きしたいのですが、夫婦やパートナーって、お互いに違う特性を持っているから、惹かれ合うし、夫婦として成立するという側面がないでしょうか?
お互いに違うからこそ、手を繋ぎ会える。
全く一緒ならそこまで惹かれることもないかもしれません。
そして、その惹かれる特性は自分の中にないもの。そして、共に過ごす中でその特性を取り入れていくことで、より全体性のある存在として精神的な成長をする。
これはお互いが違うからです。
違うと認識するから、そこに敬意も生まれる。
また、ミラーニューロン発火も起きるから、違いを認識して、憧れてわくわくする。
そして、その人をモデリングすることで、脳は勘違いして自分だとして取り込んでしまうということもあります。
それは、比べて違うとわかるからです。
そして、比べて、「あの人すごいなあ」っていう感覚は、あくまで自分の中にあるもの。
その人のすごさを感じているってことは、その感覚が自分の中にあるのですから、その特性はあなた自身なんです。
これがわかるのも比べるところからわかる。
そもそも、人はスペックに気が行きます。
それは生命維持のためのもう備わっているシステムなんです。
だから、もう認めちゃう。
「比べるよね!」と。
それが自然なこと。
そして、その違いがあるという認識の関係性の中で、切磋琢磨して、足りないところをうけいれて、歩んでいくんです。
しかも、その歩みから生まれる成長と進化こそが、「主観的相対変化量」で感じられるわだから、比べて歩むことで「シアワセ」は加速します。
自分を理解し、最高価値を知り、そして、違いと多様性を認めて、成長・進化する。
こんな美しい関係性があるでしょうか?
しかも。。。。
もう一つ大切な側面を書きますね。
あなたがすごいと思って、比べた、その人はその人の最高の唯一無二の特性を活かして、その人のパートを担い、その人の役割を全うしてくれている。
あなたができないことをしてくれて、そして、それが回り回って、縁起のネットワークの中で、「あなた」の幸せに繋がっている。
そして、あなたもその人ができないことをして、それが回り回って、縁起のネットワークの中で、「その人」の幸せに繋がっている。
そして、その人の幸せもまた回り回ってと、エンドレスに縁起しています。
それぞれに役割があって、あなたにもあなたの役割がある。
そんな手を繋ぎあっている関係。
違いがわからないと、手を繋げない。
最後にまとめると、人と比べなくていいというのは、人に対して盲目になれという意味ではなく、人との違いをしっかりと認識し、違っていることで、それぞれがそれぞれの役割と最高価値で社会を支えてるという認識のもとに敬意を持ち、手を取り合う。
だから、比べたっていい!
そこからエネルギーもらって、思い切り、切磋琢磨し、共に最高の成長と進化を遂げていきましょう!