masayoga column

気功による内部表現の書き換えとは。

気功による内部表現の書き換えとは。

20世紀を代表するSF作家の一人であり、科学解説者としても知られるアーサー・C・クラークの言葉。

「十分に発達した科学技術は、何ら魔法と見分けがつかない」    

この講座で用いる気功は、認知科学や分析哲学を基とした科学技術を用いています。

本講座では一切の宗教色やオカルトは排除し、明晰な言語的論理展開のできる技術のみで行います。
言うなれば、科学的アプローチを用いるということです。


伝統主義には失敗と成功がありますが、科学技術によるアプローチは100%に近い再現性を担保できるため、失敗がありません。    

 


<気功とは?>    


まず、気功についてご説明します。
masa-yogaでの気功は、「共感覚による内部表現の書き換え」と定義しています。
これは、Dr. Tomabechiの定義をそのままにいただいています。

一般的に気功とは、養生功と秘伝功に分けられますが、気功師養成講座では、この両方ともに属さないものとして捉えています。

それは、前述したように、私たちの用いる気功技術は、科学技術を用いているからです。
そして、まるで魔法に見えるようなことが起きます。
抽象度が低い人から見たら、抽象度の高い人が行うことは、魔法のように見えます。

例えば、蟻はほぼ人間に比べると二次元の世界に生きています(人間もそこそこ二次元に近いような存在ですが)。
なので、蟻より高い3次元や4次元に生きている人間がランダムに歩くと、蟻からすれば、急に足が現れて足が消えます。まるで魔法のように見えるのです。


<共感覚について>  

共感覚とは一般的には「ある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる一部の人にみられる特殊な知覚現象」と言われますが、五感の間の行き来できる脳の混戦状態を意味します。

例えば、光を見たら音になって聞こえたり、音を聞いたらそれが視覚情報として近くされたり。 この気功においての共感覚はもう少し広義の意味で捉えています。

それは、私たちは、言語を通して、五感的感覚を生み出すことができます。


例えば、「冷たい水」という言葉を聞くと、冷たい水の視覚情報や触覚情報、また味覚情報などが出てくるでしょう。

これを「共感覚」としてここでは扱います。    
 


<内部表現について>
 

「内部表現」とは、「自我と宇宙」と定義されます。

簡単に説明しましょう。

私たちは脳内でこの世界を計算して出力しています。

脳の気持ちになっていただきたいのですが、脳は自分で外部世界にアクセスすることはできません。 目や鼻や口などの五感の入力をもらって、それを脳内の知識や記憶によって構成される認識パターンを駆使して、この宇宙をシミュレートして脳内でその宇宙を現実として体験しています。


入力情報もみんな違うのですが、100歩譲って入力情報が一緒だとしても、この認識パターンがみんな違うため、出力としての宇宙はみんな違う。

この認識パターンをアルゴリズムというなら、アルゴリズムAを持っているから、出力Aが出てくるのですね。
同じ食材でも調理方法の違いで、フレンチになったり、日本料理になったりと違うものになるのと一緒
です。  

このため、脳の数だけ宇宙がある。脳の数だけ現実があるのですね。
このことを一人一宇宙と言ったりもします。

そして、内部表現とは、この宇宙そのものであり、その宇宙を規定するものは自我であるため(自我が規定されるとそれ以外が宇宙として規定されます)、内部表現は「自我と宇宙」なのです。    

 

<内部表現は同調する>  

そして、この内部表現は同調します。
例えば夫婦はだんだん顔が似てくるとか、同じうちに住む女性は生理周期があってきたりと現象は観測されています。
その原理は今の所、人からでる匂いであるという説が有効です。

 


<気功の伝授の仕組み>
 


そして、気功は、特定の能力の記憶や感覚をまとめ、それに名称(気功技術名)を与えます(名指し)。
つまり言語化します。
そうすることによって、情報空間にピン留めをするように存在させることができます。

つまり、特定の能力のパッケージにして、強烈なアンカーとして残るわけです。

これを上述した同調メカニズムを利用して、その名称を使ってパッケージ化されたアンカーを受け手の方の内部表現に書き込みます。

その結果、受け手は、その気功技術名を唱えることで、そのパッケージ化されたアンカーを引き出すことができ、特定の能力が使えるようになるのです。
そして、その現象は抽象度が高いので、それができない人から見ると、先ほどの蟻のように魔法に見えてしまうのです。

冒頭に前述したように、「十分に発達した科学技術は、何ら魔法と見分けがつかない」ということですね。

そして、これは認知科学と分析哲学に依拠する十分に発達した科学技術です。
ある意味、「瞑想」を「情報空間移動」という風に定義づけるならば、この気功は強烈な情報空間移動を引き起こす技術であり、また極めて強い効果の出る瞑想法ということもできるでしょう。

関東に住んでいる方が大阪に行くのに、何に乗って行きますか?
おそらく新幹線か飛行機でしょう。
よほどの理由がない限り、歩いて行ったりしないですよね。
気功は、このように新幹線に乗っていくのと同じようなものであり、即効性があります。

そして、プラトンのイデア論の洞窟の比喩のように、情報空間で起きることの写像として物理空間がそのように存在します。
つまり、情報を操作することによって、物理は変化するのです。
気功は、情報空間を操作するため、物理空間に圧倒的な変化をもたらすことができるのです。

例えば、人の丹田を瞬時に入れたり、抜いたりできるようになります。
他にも、感情を瞬時に抑えることができたり、人の不必要な記憶を消してあげることもできたりします。
さらには、とある技術を使うことで、肩こりを1分ほどで十分に緩和したりすることもできる。
まさに魔法に見えるような科学技術です。

 

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