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鏡の法則で人間関係を変える方法

鏡の法則で人間関係を変える方法

今回は鏡の法則を利用し、すべての人間関係が完璧であると気づく方法について書きます。


これら全てを会得して頂ければ、本当に人生に大きな影響が出るのではないかと思います。


「人間の悩みは全て対人関係の悩みである」


これは、アドラー 心理学で有名な、アルフレッド・アドラーの言葉です。
これが本当ならば、人間関係が円滑で良好であれば、全ての悩みが解決するということになります。



少なくとも人間関係が人生を作っていると言っても過言ではないでしょう。

 

<まず、前提を>

 

ある人の言葉にこんなのがありました。

 

「人は自分を理解できる範囲を超えて、他人のことは理解できない」


人が嬉しそうにしている。あなたはその人を見ていて、「嬉しそうだな」と推測して見ます。

 

そして、嬉しそうだなと見ると、無意識に「うれしそうだから、こんな風に感じている」んだろうなと自分の中で、感覚が沸き起こりますね。

 

でも、その感覚は、自分の中でこれまでの人生の中で感じた「嬉しかった」の感覚の範囲においての感覚。

 

それを超えたものは、感じたことがないからわからない。

 

そういう意味でも、「人は自分を理解できる範囲を超えて、他人のことは理解できない」のですね。

 

ドリアンを食べたことのない人に、ドリアンのことを言葉で説明しても、正確には伝わらない。もしも万が一、伝わったとしてもその人がどう感じるかは、その人の味覚から入ってきた情報処理(主観)によるものなので、一緒の体験にはならない。

 

あくまでも外の(ように見える)世界で、見えていることは、自分の内側で知っていることの範囲、知識の範囲を超えることはない。つまり、知らないものは見えないんですね。

 

そして、自分の内側の状態によって、世界は変わる。
例えば、自己承認度合いが高く、めっちゃ調子いいときは、人の笑顔がたくさん見える。

 

また、反対に、自己承認度合いが低く、めっちゃ調子わるい時は、なんだか苛(さいな)まれているように感じるかもしれません。

 

そういう意味でも、関心ごとのあること(自分にとって重要度の高いこと)はたくさん意識に上がりますが、関心ごとのないこと(自分にとって価値の低いことは)は、よく見落としていますね。同じ街を歩いても、みんな見てるものが全然違う。

 

これは、脳幹網様体賦活系(Reticular Activation System: RAS)という脳の機能構造からも説明がつきます。

 

<嫌な人は、あなたにあなたを愛する方法を教えてくれている>

 

さて、とういことを前置きにしてこんなことを考えてみましょう。

 

目の前に嫌な人がいるとします。
また、目の前でなくても嫌だなあと思っている人がいるとします。

 

なぜ、その人を嫌だと思うのでしょうか。

 

それは、その人を見ると、その人が嫌な性質を有しているよう見えるからですね。

 

だけど、それは本当にそうなのか。

 

あなたにはそのように見えてるかもしれないけど、実際そうかどうかは何かその性質の度合いを測定できる観測機でもないとわかりません(でも、実際はすべての人が全ての性質を持っています。また別で言いたいと思いますが、それが宇宙の法則であって、愛そのものです)。

 

そして、なぜそのひとがその性質を持っているように見えるかというと、自分の中にそれがあるから。

 

その人を見てそうだろうと思うのは、自分の中に同じような性質があって、それを感じて、その人はそうだろうとある意味推測しているに過ぎないんですね。

 

そして、なぜ嫌に思えるかというと、さらに自分の中に、その同じような性質を否定する、それはダメだぞ!こうあるべきだぞ!という固定観念があるから。

 

だから、その固定観念を持った自分が、周りにその同じような性質をもったように見える人がいると、その人のその部分を否定し、物申したくなるわけですね。

 

でも、その理解だと足りないんです。

 

実は、その人に嫌悪感を抱くのは、実はその他人のその性質を嫌だと思っているんではないんです。
自分の中にその同じような性質があって、固定観念がダメだぞと言ってるから、自分自身の中でその二人のエージェントが喧嘩していて、内的葛藤が起きている。

 

そして、それが嫌で、気持ち悪くていい気分がしないから、その矛先を誰かに向けたくなる。

 

そして、そのエネルギーがその他人に向けられて、
「ほら、お前のせいで私が嫌で、気持ち悪くて、いい気分がしないじゃないか」といってるだけ。


まあ、八つ当たりですwww


もし、自分の中でその性質があることを別に嫌だと思わなければ(つまり、自分のその性質があることに認め、受容が起き、OKが出れば)、
ただそれがあるだけになる。

 

つまり、人を見て嫌悪感を抱くのは、自分の内側で二人のエージェントが喧嘩をしていて、それが気持ち悪く、それをその人のせいにしたいから。
その人がどうのこうのじゃないんです。

 

自分が自分のことを受け入れていないだけ。
それを人のせいにしているだけ。

 

だから、その抑圧している部分の受け入れが起きるまで、その(のようにみえる)人は現れ続けます。その人がどうこうじゃなくて、自分の中での葛藤がそれを引き起こしているんだから。


ということは、その嫌なひとのように見える人は、自分の中で抑圧された部分がありますよと教えてくれている。
あなたがあなたの中で受け入れていないところを、教えてくれている。

 

じゃあ、どうすればいいかというと、

 

自分の中にそのように見える人と同じ分だけ同じ性質があることに気づけばいいんです。


本当に気づくだけ。

 

何もしなくていい。

 

ただ、そうなんだと知れば、受け入れは自然と起きます。

 

嫌に見える人は、そのきっかけをくださっているんですね。
だから、嫌な人がいたら、その人はわざわざ悪役をかって出て、あなたにあなたを愛する方法を教えてくれている。

 

とういことは、そうあってくれてありがとうってことですね☆

 

<あなた自身がすごいんです!!あなた自身がヒーローなんです!!>


また、もう一つ。
あの人すごいな~って感じる人いますよね。
そういう時って、感動したり、わくわくしますね。

 

でも、同時にあんな風にはなれないな~なんて思ってたりしませんか?
つまり、その人はすごくて、自分は違う。あんな風にはなれないって思っちゃう。
言い換えれば、その人をすごいと思って、自分は違うって勘違いをするから、その人との比較の中では、自分で勝手に自分を下げちゃう。

 

でも、思い出してください。
自分の中にないものは外に見えないんです。
ということは、そのすごいな~と感じているその性質は、あなた自身の中にあるものなんです。

 

「でも、一流のフィギュアスケーターには、今からはなれませんよ」
っていうようなこと、頻繁に質問を受けます。

 

丁寧に感じてみてください。
例えば、羽生選手をすごいと思うのは、一流のフィギュアスケーターだからでしょうか?

 

多分、違うと思います。それを成し遂げた彼の性質に感動したり、すごいな~と感じているだと思います。
例えば、諦めない気持ちを持つこと、自分を信じていることとか。

 

それらは、あなたの中にある質なんです。自分が自分を信じていたり、諦めない質を持っているからこそ、それが見えて、それを承認することが自分の中で起きるから感動するんですね。

 

だから、周りにすごいな~って感じる人がいたら、自分の中にそれがあることを確かめてみてください。

 

これまでの人生でそういう性質を発揮したことを思い出してみてください。

 

同じ分だけどかっと一つじゃないかもしれない。分散して何度かに分けてかもしれないけど、あなたの中に総量としてあるその性質分だけ、そのすごいな~と感じる人の中に見ているんです。

 

すごいな~と感じる人は、あなたのすごいところを見せてくれているんですね☆

 

だから、思い切り、それを認めたらいいですよ。そうだと知ってあげてください。

 

<まとめ>


鏡の法則をはっきりと理解すると、すべてのこと、すべての人が、自分を愛する方法を教えてくれていることがわかります。

 

あなたの中にないものは見えない。

 

あなたの周りの嫌な人はあなたが自分で抑圧している自分自身を見せてくれている。
その部分を愛したら、それが統合されて愛がわかる。

 

あなたの周りのすごい人はあなたの中にあるすごいところを示してくれている。

 

それを自分だと知って、あなた自身がすごいパワーを秘めていることを知ってあげてくださいね。

 

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