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密教瞑想のご紹介|「トンレン瞑想」

密教瞑想のご紹介|「トンレン瞑想」

「トンレン瞑想」

「トンレン瞑想(gtong len)」は、チベット仏教の瞑想実践の根幹でもあります。
「トンレン」とはtake and giveという意味で、人の苦しみを取り去る「観想法」です。

これを毎日実践することで、自然と人の幸せを願えるようになる。
人生とは人との関係性で成り立っていて、自我も関係性(縁起)によって初めて生起しますね。

だから、人の幸せを願える自動操縦モード的な心が育むことができれば、その関係性が充実し、結果人生が好転します。
それ以外にもありますが、ここでは控えておきます。

1日に10分これをやってみてください。

最初はうなぎのぼりに心のあり方が変わるのがわかるでしょう。
個人差もありますが、2週間くらいすると、それが当たり前となりますので、劇的な変化を感じにくくなりますが、そこまでいったら定着している証拠です。

そして、そこが成長曲線の「プラトー」(中休み状態)。
そこを抜けるとまたある時、ぐんと上がる。その繰り返しです。

下には、簡単にできる「クイックトンレン」も載せておきました。
活用いただいて、さらに人生を楽しんでいただければ幸いです。

「トンレン瞑想」実践法

(これは目の前にいる方でも、イメージの中で人を思い浮かべても構いません)

(1)フリダヤ(胸の真ん中)に何事も意のままになり、いかなる苦しみも消し去る力を持つと言われる「摩尼宝珠」あるいは「光の玉」があるのをイメージします。
(2)人は誰もが何かしらの悩み苦しみを持っているものです。その悩み苦しみが黒煙となってその人の中にあるのをイメージ(観想)します。
(3)その黒煙がその人の胸に集まり、一つの塊になるのをイメージします。
(4)そして、「シュッ!」と息を吸って、それをその人の胸から鼻を通ってその人の外に出します。
(5)そして、次にあなたが息を吸う時にその黒煙があなたの中に入ってきて、胸にある「摩尼宝珠」にあたります。その瞬間にその黒煙が消え、その人の苦しみが消え去ったと観想します。
(6)そして、あなたが息をはく時に、「摩尼宝珠」から喜びや幸せが光となって、その人の中に入っていくのを観想します。そして、その人の苦しみが癒され、その人が喜びや幸せでいっぱいになっているのを観想します。

「クイックトンレン瞑想」実践法

(電車で全員に対して実践するのがいいでしょう)

(1)フリダヤ(胸の真ん中)に何事も意のままになり、いかなる苦しみも消し去る力を持つと言われる「摩尼宝珠」あるいは「光の玉」があるのをイメージします。
(2)ある一人を特定し、その人の苦しみの塊が胸にあるのをイメージします。
(3)「シュッ!」と息を吸って、それをその人の胸から鼻を通ってその人の外に出し、一気にあなたの胸にある「摩尼宝珠」にあてます。その瞬間にその黒煙が消え、その人の苦しみが消え去ったと観想します。
(4)それを全員に行い、彼らの人の苦しみが癒され、その人が喜びや幸せでいっぱいになっているのを観想します。

ぜひ、実践してみてください。

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