masayoga column

masa-yoga式「集中力の発揮のコツ」

masa-yoga式「集中力の発揮のコツ」

さて、今日は、集中力を上げるコツについて、いくつか描いてみたいと思います。
結論からまず言うと、

(1)シングルタスクでいく(言い換えれば、マルチタスクをしない)
(2)いろんな刺激を入れる
(3)集中力が発揮される時間帯を見極める
(4)ゴールを見据えて行う
(5)無茶振り!

と言うこの5つになります。
まあ、この他にもあるでしょうし、これらはいろんな論文や書籍でも言われていたり、スポーツ科学の領域なんかでも言われていることなんですが、これをしている人って案外少ないんじゃないかと思います。
なので、この機会にぜひ取り入れて、人生を変えてみてください。

(1)シングルタスクでいく

まず、マルチタスクですが、マルチタスクって何かというと、文字通りで、一つ以上のことを同時にすることですね。
実際は脳は二つ以上のことを同時にできないので、タスクを入れ替えているだけですね。タスクスワッピングをしているだけ(って、そんな言葉あるのかな)。

同時進行でやっている方がなんか効率いいような感じがしますか?
もしそう思っていらっしゃるなら、書き換えてください。
マルチタスク、めっちゃ非効率です。ダメです。

これをしてしまうと、ひとつのことに集中できないので、結果として仕事や何か物事の進捗って遅くなってしまうんです。
なぜなら、物事って、集中して深掘りしていくことで、どんどん完成していきます。
その深堀りがマルチタスクにすると、止まってしまうんですね。
結果、完成しない。仕事が終わらない。仕事ができない人になっちゃう。

また、スマホは目の届かないところに置いておきましょう。
やはりスマホ中毒は、マルチタスクになってしまう、最大の元凶だと思います。

あと、マルチタスクの方って、不安症になりやすいと言われています。
これはどうだっけ、あれはどうだっけ?と、あれこれと気になって不安をあおるんですね。

と言うことは、脳の大脳辺縁系の情報処理が優位になる。
これって危なくて、辺縁系の情報処理が優位になるってことは、前頭前夜の働きが悪くなることを意味します。
ってことは、IQ落ちるってことじゃん!!!
そりゃあ、作業効率も悪くなりますよね。

また、シングルタスクにすると、疲れるまでやると、意外と爽快感抜群なんです。
これって、軽い瞑想状態に入っているのと同じ感じがしています。
皆さんも経験おありだと思いますが、凄く面白い映画を観て、没頭したら、あっという間に時間が経って、爽快感マックスになりませんか?
あんな感じですね。

また、人間、一つのことに本当に集中するのって、25分くらいと言われています。
なので、25分を限度に一つのコマを作ってみてもいいかもですね。
(ボクの場合、本当に没頭したら何時間でもできてしまうので、この説はどうかなあと思ってしまうのですが、まあ、ちょいちょい休みを入れているのかもしれません)

そして、脳が疲れた〜って感じることってありますよね。あれって、脳が疲れているんじゃなくて、脳が飽きているのです。
なので、一つのことをしていて、疲れた〜って感じたら、別のことをシングルタスクでする。
そして、また疲れた〜って感じたら、別のことをと言うように、ホッピングしていくといいですよ。
本もそうで、「今日は休日だから、この専門書一冊を読破するぞ!!」なんてやると、地獄が待ってますww

なので、マルチタスクは、金輪際一切やめて、シングルタスクに切り替えましょう。
本当に変わりますよ。ぜひぜひ。

(2)いろんな刺激を入れる
 

これについては、こないだ受けたパーソナルトレーニングで、こう言う指導を受けました。

「体って、同じ刺激ばかりが入ると、全然聞かなくなるんです。
同じ種目でも、重さを変えたり、スピードを変えたり、いかに違う刺激を入れるかがポイントになります」と。

これって、学習や成長にも言えると思います。
一つのことに一生を注ぐのは本当に素晴らしいし、そう言うものに出会えることは最高に幸せですね。

同時に、これはこれで幸せかもですが、ある意味、それしかできない症候群に陥ってしまうんです。
繰り返しますが、そう言う人が偉人と言われるし、世界を変えてきたので、それはもう最高の敬意を払います。

でも、人間のポテンシャルを最大にしてるかと言うとそうではないし、むしろ偉人っていろんな別の刺激を入れてますね。
チューリングはマラソン選手でしたし、アインシュタインも楽器演奏に注力したり。

なので、学習領域なら、何かひとつの領域に軸をおきながら、あるいはテーマを決めて、いろんなことを勉強してみましょう。
トレーニングも、いろんな種目を取り入れて、体に新鮮な刺激を入れましょう。
食生活も、超健康食ばかりでなくて、たまにジャンク入れて、体に違う刺激を入れた方がいいんです(お医者様から止められている場合はもちろん別ですよ!)。

いろんな新しいことにチャレンジしてみたり、読んだことない分野の本読んでみたり、違う動きをしてみたり、いろんな刺激をご自身に与えてあげてくださいね。

(3)集中力が発揮される時間帯を見極める

人生を何倍にもする方法というようなタイトルの本を読みました。
そこでは、要は集中力が働くときに、集中力が必要なタスクを行うことで、それらが捗り、結果何倍もの人生を生きたと同じになるというような内容でした。
その本には、集中力が発揮されやすい時間帯として
・午前中
・終業前の30分間
・締め切り前
が挙げられていて(「締め切り前」は本当にそうですね。なので、後述する「無茶振り」がとてもいいんです)、その時間帯に集中力が必要なことをやりましょうと。

でも、別の研究では、それぞれの生活リズムによって、集中力が発揮できる時間帯は異なるというのです。
超ざっくりいうと、朝方の人は午前中、夜型の人は午後いちが、いいそうです。
そういう意味で、自分で試してみて、やたらこの時間帯はブログ書けるなとか、読書に集中できるなとか、そういう時間帯を見極めるととってもいいですね。

(4)ゴールを見据えて行う/無茶振りする

これは似てるところもあるので、2つ繋げて書いてしまいますね。
(ちなみに、最初に言っておきますが、ここでいうゴールとは、本来の「ゴール」とは意味合いが違いますので、悪しからず。プチ目標くらいのものと思ってください)

想像してみてください。
いつまでもいつまでも、抜けないトンネルだと、いつになったら出られるんだ〜って、なんかやる気が失われちゃいません?
これは、意志力を削がれていくから、どんどんやる気がなくなってしまうんですね。
また、ストレスホルモンとも言われる、コルチゾールによる脳や体への負担もあります。

でも、向こうに光が見える様になった、あるいは最初から遠くのうすらあかりでも見えていたら、「さあ行こう!」ってなれる
関係ないかもですが、エスカレーターで、みんな歩いて登らないのに、もう少しのところにきたら、歩き始めるというような感じと同じかもしれません(違うかw)

なので、例えば、本を読むなら、この本はこういうことを知りたいから読むって、表紙をめくったところに書いておくんです。
光を灯しておく感覚。
そうすると、脳幹網様体賦活系が働いて、そういうことをどんどん意識に上げてくれるだけでなく、関心がばらけないから、学びも深まり、成長関数が高まるんですね。

昨日も、「YOGA TEACHERS’ BOOTCAMP」の告知の準備をしている時も、案内文と講座内容を書く前の19時くらいに、「21時に申込開始します!」っていうゴールをSNSで公言して、ゴールを設定して、無茶ぶって書き始めたんですね。もうやるしかないww

ここで、できるということは、経験的にわかってる。つまり光は見えているんです。
そして、それを書き終え、校了し、ウェブサイトにアップして、SNS用に原稿を調整する作業を終えるというゴール(プチ目標)も見えている。

そこから、完成まで、数時間がまるで10分に感じるかのような集中力でした。
ゴールを見据えて、無茶振りすると本当に集中力が発揮されます。

あと、これは経験的なことですが、ゴールもトンネルがたった1mで、出口の光が煌々と見える様なゴールでなくて、向こうのほうにほんのり出口の光が見えているくらいの方が燃えます
脳って、簡単すぎるものにはあまり報酬系が働かない様にできているのでしょうかね。
なので、ゴール作って、無茶ぶる。
めっちゃ集中力が上がって、オススメです。

とまあ、ここまで書き綴ってきましたが、これを書くのに要した時間は、30分です。
今日は、東京でのヨガ講師養成講座なのですが、その前に書き終えるという無茶振りをし、ボクの場合、集中力の働きやすい午前中にして、また完全にシングルタスクにして、早朝はひたすらヨガと瞑想でしたから、書くというのは新線な刺激でと、全ての要素を入れてみると、またこれ、凄い集中力が発揮されたわけです。

そして、めっちゃ気分も爽快です!
天気が快晴なのもあるかもしれませんがww

以上、集中力を発揮するコツでした。
ちなみに、ヨガと瞑想を深めるにもこれは使えますので、ぜひ応用してみてください。
では!

tag:
share:

講座のお申し込み、メールマガジン登録、
ご質問などについては、
以下よりお問い合わせください。

お問い合わせ