masayoga column

瞑想のための身体性やアーサナについて

瞑想のための身体性やアーサナについて

ここでは、瞑想のための「アーサナ」や「身体性」ということで書きますね。

 

ラージャヨーガ(瞑想のヨーガ)では、もともと坐法自体を「アーサナ」といいますので、以下はその範疇は超えるのと、複雑な動きなどはちょっと文字で書ききれませんが、参考になれば嬉しいです。

 

瞑想の講義では、身体性の開発が不可欠であるとよく解説しています。
その中でも、特に丹田開発と背骨の開発は大切。

 

道元禅師も身体性について強く解いていますし、アリストテレスの師匠のプラトンもしかり。
最近の神経科学では、運動によってニューロン新生BDNF(脳由来神経栄養因子)が作られて、脳を鍛えるには運動がとても有効であるという帰結がなされています。

 

また、丹田が入り(肚が据わり)、背骨の状態が整うだけで、驚くほど坐りやすくなります。
背骨開発後には、生徒さんの坐法のあり方が驚くほど変わります。

 

なので、瞑想だけでなく、そのための身体性を向上させることは必要不可欠と言っても過言でないでしょう。
瞑想中に必要な身体状態は、以下に限定しませんが、以下が挙げられるでしょう。

 

(1)呼吸を楽にする

・ 呼吸筋群のマッサージ(横隔膜、腸腰筋、肋間筋、斜角筋のリリースと活性化)
・ 骨盤の動き(前傾・後傾)との呼吸の連動の動作

 

 

(2)坐法のために背骨を柔軟に活性化する

・背骨の六つの動き(屈曲、伸展、左右側屈、左右回旋)
・脊柱周りの筋膜リリース
・背骨に軽い刺激を与え、脊柱起立筋を緩め、意識上にあげる
(意識上に上げることで背骨の情報空間の抽象度が上がります。これについてはまたいつか書きたいと思っています)

 

 

(3)坐法のための股関節を柔軟にする

・ 臀部のほぐし
・ ハムストリングス内側のほぐし
・ 大腿筋膜張筋及び中臀筋・小臀筋前部線維のほぐし

 

(4)下半身の神経系を活性化し、ハラが据わるようにする

・ 立位のポーズ全般
・ バンダを意識した動き
・ 練丹

 

(5)集中状態を育む

・ スローモーションで動き、感覚に注意を向け続ける

 

この後にプラーヤヤーマ(調気方・呼吸法)を行ってから、瞑想に入ると、その状態はかなり違うものになります。
ぜひ、試してみてください。

 

 

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